暑中?残暑?見舞い??
暑い時期に自分の近況を報告する季節の挨拶状のことです。暑い時期には暑中見舞いや残暑見舞い。寒い時期には寒中見舞い、余寒見舞いなどがあります。寒い時期にはさらに年賀状があります。
なぜ急に手紙の書き方?
大学時代にゼミを休むと、先生に手紙を書かなければならないという決まりがありました。ゼミ行けませんでしたスンマセン。という手紙ではなく(・・・内容的にはそういう手紙ですが)手紙の書き方から外れた手紙を書くと、翌週のゼミの冒頭で手紙を投げ返されるという大変厳しい試験がありました。
当時GoogleさんやYahoo!さんに聞いてもなかなかヒットせず、ヒットしてもそれが正しいのかどうかの検証ができませんでしたから、図書館に行って国語の大辞典を引っ張り出して調べたりしました。その知識を今活かそうと思います。佐藤信彦先生、生きている知識をご教授いただきありがとうございます。
暑中見舞い・残暑見舞いを書く時期
- 暑中見舞いは梅雨明け(例年7月20日ころ?)から立秋まで
- 残暑見舞いは立秋から8月の終わりころまで(特に決まりはないようです)
具体的な書き方
①お見舞いの言葉(暑中お見舞い申し上げます)
②時候の挨拶(季節のココロを表現しましょう)
③前文(相手を気遣う)
④主文(自分のことを語る)
⑤結びの挨拶(手紙を切り上げるための言葉)
⑥日付(年、月または盛夏盛夏、晩夏とか)
⑦差出人の情報(氏名、住所等)
一般的な手紙とは少し違った書き方になりますが、季節感を盛りに盛れるという特徴があります。
定型文のコピペではなく、決まりごとを踏襲したうえで粋な演出してみてはいかがでしょうか?ポストから出すときでも、ちらっと見ただけでもわかるものですよ。
試しに例文を書いてみましょうか。仮に先生宛としてw
暑中お見舞い申し上げます
三伏大暑の候、先生におかれましてはますますご活躍のこととお喜び申し上げます。
おかげさまで私も小さな事務所を構えることができました。忙しさにかまけてご無沙汰しておりますこと、ご容赦ください。
寝苦しい夜が続きますが、風邪など召しませぬよう、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。
令和三年 盛夏