二百十日

いつから?

二百十日は、立春から数えて210日です。立春が2月の初め頃なので、だいたい9月の初め頃ということになります。

なんなの?

厄日のことです。作物、特に日本人にとって大事な稲の穂が実る頃に台風が来るから厄日とされていたんだと思います。早く収穫ができる稲の品種がないころ、実り始めた稲が台風に襲われる・・・なんて非情な事態になることが多い時期といえば、どれほどの厄日か想像がつきやすいかもしれません。

ちなみに、二百二十日も厄日です。二百二十日になるとホントに刈り取る寸前、今でいえば沖縄旅行に行ったはいいけど宿でカンヅメになるくらい残念なこと。とはいえ、昔の収穫と旅行は同一ではないですけどね。

私の二百十日

今年はコロナのお陰で旅行なんて口に出したら不謹慎みたいなムードです。あんまりこういうムードが社会を覆ってしまうのはよくないと思うのですが…。今はそういう雰囲気ですよね。

実行できないだけに、妄想だけは膨らませていきましょう!私のおすすめの旅先は、小笠原です。

お盆が明け、一度太平洋高気圧がが24時間テレビの頃にゆるみ、台風が本州付近に接近します。

台風が通り過ぎると太平洋高気圧がもう一度盛り返すことが多く、台風が発生しても沖縄の西か沖縄通過後北陸に向かいます。その後シルバーウィークにはいると太平洋高気圧が減退して小笠原は台風の通り道に・・・。

上記のパターンから九月初めの小笠原は、悪くない天気のことが多く、島に行けばこれぞ夏!を感じることができます。が、やはり遠くに台風があるため、西や北にある台風に吹き込む風が吹いていたりしてベタ凪のことは少なかったりはします。

なんだ、最高じゃないじゃんと思われたかもしれませんが、遠くに台風があると夕焼けがすごくきれいなんですよ。あと秋の小笠原といえば、超短スコールと虹の時期です。

現在小笠原村でコロナ一掃期間として鎖島していますが、来年はきっといけるようになっていると思います。船や島で見かけたら声をかけてくださいね。

小笠原旅行のキーワード

  • 東京から南へ1000キロ
  • 空港なし
  • 一週間
  • 二十四時間
  • 世界遺産

小笠原には空港がありませんので、島に行くには船に乗る必要があります。しかもその船はおがさわら丸一隻(共勝丸は現在旅客運行をしていません)。東京から父島まで1000キロ離れているので、時速41キロちょいで大海原を駆け抜けたとして24時間かかります。母島に行くには父島でははじま丸に乗りかえさらに2時間。

1000キロ24時間=デジタルデトックスの時間

沖縄の石垣空港まで羽田から2000キロその行程3時間と考えると、小笠原がいかに時間的に遠いか…。でも、それだけきれいなんです。

「船の中で24時間も耐えられない」と思うでしょうが、すぐですよ?休日の自分を想像してみてください。朝起きて、スマホいじって、ブランチして、ごろごろ昼寝して、夕ご飯食べて、お風呂入って寝たらすぐに月曜日。スマホがデッキからの景色に変わるだけです。

昼に竹芝桟橋出向して、東京湾の景色をデッキから一望し、観音崎灯台を超えたら伊豆七島探し。八丈島沖で夕暮れになり、最後の電波を拾うかもしれません。それ以降は船内でWi-Fi環境を購入しない限り、外界からシャットアウトされますので、心と体を強制的に休ませてくれます。翌日の朝は群青色の海とカツオドリがダイブしていますよ。どうやら珍しい海鳥がいるようです。双眼鏡なんか持って行ったらどうでしょう?私?ウミネコとカモメの違いもよくわかりません。(にゃあにゃあ鳴いてるのがウミネコ?)

島の雰囲気

のんびりしています。でも沖縄ののんびりさとはちょっと違う感じ…のんびりしているんだけど、必死な感じがあるのは、週一回の船が生活の軸という交通事情が関係しているのかもしれません。

船から荷揚げされたレタスを手に入れなければ、宿の夕食に支障が出る!っていう必死さがあるので、時間にきっちりしています。

島時間が一定期間でリセットされる感じ?なんですかね。それに沖縄と大きく違うのは、若い人が多いこと。小笠原も戦地でしたし、1968年まではアメリカでしたから、もとからの住民が本当に少ないんです。

何がすごい?

一番すごいのはカタツムリ…らしい。世界遺産の決め手はコレです。

が、私はあんまり興味がなく、もっぱら海がすごいなぁと思います。群青色の海や、夏のマッコウクジラ、冬のザトウクジラ、通年通してのイルカたち。

ドルフィンスイムで得た感動が大きすぎたのかもしれません。水族館のイルカとは違って野生のイルカは目が輝いてるんですよー。そして目を合わせてきます。

そして何より、同じ船で行った人と同じ船で帰る。島民はみんなで見送りに出る。島の子や島ベテランが暇だからって船の中で島の歌を歌ってる。この船旅ならではの感じと島の人の純粋さが好きなのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA